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最も危険なドラッグはアルコール|英国の研究から アメリカの中間選挙の陰で、先週、報道されていた地味なニュースが気になっていました。 アルコール・薬物の害を科学的に比較する
薬物を規制する政策の策定、運用に当たっては、各物質のもたらす害を科学的に評価することが必要不可欠ですが、害の範囲が広範なため、客観的な評価は難しいといわれてきました。 ナット教授らのチームは、以前からこの問題に取り組んでおり、判断基準の項目や数値化する際のウエィト付けなどの改良を重ねてきたといいます。 このたび発表されたのは、代表的な20種のアルコール・薬物のもたらす害を16項目の判断基準によって評価し、数値化したものです。
なぜアルコールが第1位なのでしょうか。この点について、BBCニュースのインタヴューで、ナット教授は「クラック・コカインは依存性がきわめて強いが、アルコールは広く使用されていることで、総合的に見て、最も危険度が高い。」といいます。[使用者本人に及ぼす害]と[社会に及ぼす害]を分離することが重要だということです。 カフェイン入りアルコール飲料|アメリカで警戒情報 アメリカのワシントン州で、パーティ会場にいた女子大生9人が、急性中毒を起こして病院に搬送され、飲み物に薬物が混入されたのではないかと報じられていました。このたび、いま若者に人気のFour Lokoというカフェイン入りアルコール飲料が中毒症状の原因だったと発表され、あらためてこの種の飲料の安全性が話題になっています。 Four Lokoは、グレープやレモネード、クランベリーなどのフルーツ風味のアルコール飲料で、1缶2.50ドル(約200円)と手ごろな価格で、アメリカの若者に広まっています。ところが、このドリンクは「液体コカイン」などとも呼ばれる、カフェイン添加のアルコール飲料で、12%の強いアルコール(ビールは普通4~5%)とともに、かなりの量のカフェインを含んでいます。 Four Lokoなどのカフェインを添加したアルコール飲料が、急速に若者に広まるにつれて、その危険性を指摘する声も高まっています。高濃度のアルコールとカフェインの組み合わせが、特有の危険性につながるというのです。 PR 2010/12/22(Wed) 15:14:59
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